イヌイット(エスキモー)の言語には「雪」を表す語が数十種類あるという。
「僕」「オレ」「おいら」「私」「あたい」「我が輩」「我」「うち」「朕」…。
これって英語だと全部「I」で済んじゃうんだよなぁ。
イヌイットの人たちには「雪」を表現する方法をたくさん持っている。
「硬い雪」とか「溶けかけの雪」を表しているのか
それとも「今日の雪は美しい」と表しているのかは
分からないがとても素敵なことだと思う。
異文化を理解するのは容易なことではない。
もちろん僕が、外国語(英語・フランス語)が苦手なだけなのかもしれないが…。
しかし、新たな言語を手に入れ、
新たな世界を知ることは素晴らしいことだと思う。
言語は最も効率的にコミュニケーションするためのツールである。
言葉以外の手段、たとえばジェスチャーや絵でも意志を伝えることは
できるかもしれないが、抽象的すぎて正確さに欠けることが多いだろう。
情報の送り手と受け手がある記号から共通の概念を想起できる
言語こそが最も効率的なコミュニケーションを可能にするのである。
新しい言語を学ぶということはその背景にある文化を学ぶことでもある。
新しい語にはそれまで自分が認識したことのない概念が内包されている
ことがままあり、そのような場合には特に慎重な理解が必要である。
もちろん、言語を体系的に理解するためには正しい文法を理解しなければならない。
こうしたことはプログラミング(スクリプト)言語を学ぶにあたっても全く同様である。
特に現段階では人間より融通の利かないコンピュータが相手であるから、
正しい文法は必要不可欠と言える。
ただし、言語そのものに必要以上にとらわれてはならない。
最も重要なのはその言語を用いて表現する「何か」であり、
言語はそれを実現するための手段でしかないのだ。
今回は、引用ばっかりの記事になってしまって
見せることの勉強をしようと思ってる僕には
少し許せない記事だけど、
つい書きたくなったので書いてみた。
でもこれって、
苦手だけど異文化に触れたくて仕方がないっていう
自分の小さな表れなのかな?
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